【バイリンガルが他言語をマスターするのは早い!は、本当だった!!】

こんにちは、Aki です。

世のなかには、バイリンガル、トリリンガル、マルチリンガル、

そして5言語以上はなせるポリグロットとよばれる人たちがいます。

Aki

バイリンガルになるのも大変なのに、彼らはどうやって
沢山の言語を習得できたのでしょうか?

この答えのヒントになるのが、

オーストラリアのメルボルン大学にある、”多言語および異文化コミュニケーション研究ユニット”(RUMACCC)の

モノリンガル(1言語はなせる人)とバイリンガルの言語学習をくらべた研究にあります。

結論として、

2つの言語をはなせると、3つ目の言語学習がかんたんになる!

第3言語を学ぶことでバイリンガルスキルも向上!

MORE LANGUAGES, MORE BENEFITS

今回はこの研究結果から、バイリンガルが他言語をマスターするのはどうして早いのか?

また、バイリンガルが第3言語を学ぶことで、バイリンガルスキルがより上がる!という、

きょうみぶかい内容もシェアしてみたいとおもいます。

この記事をかいた人
Aki
  • オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
  • オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
  • 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる

特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる

いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。

目次

なぜバイリンガルは他言語をマスターするのが早い?

女の子がノートになにかを書いています。片手の人差し指をたてています。なにかがひらめいたようです。

研究の結果、

バイリンガルはモノリンガル(1言語はなせる人)よりも効果的な言語学習ができる

ことがわかりました。

バイリンガルは:

  • 言語のしくみをよく理解している
  • さらなる言語学習にポジティブ
  • 新しい言語と、すでにはなせる言語の似ているところを利用できる

(単語の認識がしやすい!発音や理解がしやすい!文法が理解しやすい!)

バイリンガルは異なる文化や国をみつけ、その人々と交流するために、他言語を学ぶことに興味をもつ。

MORE LANGUAGES, MORE BENEFITS

実体験:

私の娘はオーストラリアで生まれ、英語、日本語、中国語をはなすトリリンガルの14歳です。

中学校では第2言語学習にフランス語を選択しました。

日本語、中国語は家庭でもはなす言語で、私と夫がサポートできますが、フランス語は学校の授業のみ。

ですが、娘はフランス語もうまく学習できているようです。

学校ではフランス語のトップクラスに入りました。

娘はフランス語の勉強とは別に、独学でドイツ語も勉強しています。

つい最近になって、ロシア語にも興味がわいて、独学をはじめたと言いだしました。

Aki

ドイツ語とロシア語のレベルはわかりませんが、語学に興味があるのは
たしかです。

より多くの言語、より多くのメリット

眼鏡をかけた女の子が、地球儀を指でくるくるまわしています。

この研究によると、バイリンガルが第3言語を学ぶと:

  • 母国語をより大切にする
  • 言語に対する関心がより高まる
  • じぶんたちの伝統を維持する
  • 次世代に伝えたいと思う
Aki

バイリンガルの子どもが、学校で第3言語を学ぶ例をみてみましょう。

家庭言語へのよい影響

家庭言語を使用するきっかけの強化

学校で第3言語を学ぶと、家庭言語を使用するきっかけの強化になることがよくあるそうです。

新しい言語を学ぶことで、バイリンガルの自信を高め、

公共の場で家庭言語をつかうことを恥ずかしいとおもわなくなる。

MORE LANGUAGES, MORE BENEFITS
Aki

海外で育つ日本人のこどもが、”公共の場で日本語をはなすのが恥ずかしいからはなさない!”というはなしを良くききます。

家庭言語のスキルアップ

家庭言語を使用することがふえることで:

  • 単語や言いまわしがふえる
  • 発音がよくなる
  • 家庭言語のスキルアップにきづくことがふえる
Aki

多言語学習することが、家庭言語のスキルアップと関係があるのですね!

バイリンガル生徒が学校で第3言語を学ぶことはよりかんたん。

授業においても、家庭でも明らかにメリットがある。

バイリンガル生徒、学校、家族に取ってもよいこと。

MORE LANGUAGES, MORE BENEFITS

バイリンガルスキルがより上がる!

この研究は、バイリンガルが新しい言語を学ぶことで、多くのメリットがあることをみつけました。

パフォーマンスの向上

  • 話しことば、書きことば、文法の学習成果があがる
  • 新しい言語を、よりネイティブにちかい方法で発音
  • より多くの単語、言い回しをみにつける

レベルの高い言語認識

  • 文法の決まりをよりかんたんに覚える
  • モノリンガルよりも説明することができる
  • 教師の助けをあまり借りずにルールをすいそく

積極的にクラス参加

  • より多くの質問や回答をおこなう
  • 授業についていくのがモノリンガルよりかんたん
  • 辞書など利用可能なリソースをより活用し、メモを整理
  • 課外活動にもまえむき

クラス以外でも熱心

  • すでに家庭言語で多言語リソース(テレビ番組、音楽、ビデオなど)にふれているため、うまくリソース活用できる
  • クラス以外でも新しい言語をきいて理解しようとする

実体験:

トリリンガルの娘は、オーストラリアの公共の場でも、

母親の私にたいしては日本語、父親にたいしては中国語ではなします。

まわりに友だちがいてもそのスタイルをくずしません。

娘が中学生になってから、私が娘に日本語の読み書きなどを向きあって教えることはなくなりましたが、

娘自身で日本語の読み書きを練習していたり、言い回しが正しいか私にたしかめることもあります。

たしかに、多言語を学ぶことで、家庭言語のスキルアップにもなっているようです。

まとめ

今回は【バイリンガルが他言語をマスターするのは早い!は、本当だった!!】をテーマに、

オーストラリアのメルボルン大学にある、”多言語および異文化コミュニケーション研究ユニット”(RUMACCC)の

モノリンガル(1言語はなせる人)とバイリンガルの言語学習をくらべた研究結果をまとめてみました。

バイリンガルが他言語をマスターするのはどうして早いのか?

バイリンガルが第3言語を学ぶことで、バイリンガルスキルがより上がる! という、

Aki

じっさいにトリリンガルの娘をもつ私に取っても、興味深い内容でした。

バイリンガルは:

単語の認識がしやすい!発音や理解がしやすい!文法が理解しやすい!

Aki

上記のことから、バイリンガルはモノリンガル(1言語はなせる人)よりも効果的な言語学習ができる結果がでています。

バイリンガルが第3言語を学ぶと:

  • 母国語をより大切にする
  • 言語に対する関心がより高まる
  • じぶんたちの伝統を維持する
  • 次世代に伝えたいと思う
Aki

新しい言語を学ぶことで、バイリンガルの自信を高め、公共の場で
家庭言語をつかうことを恥ずかしいとおもわなくなるそうです。

そのほか、多言語学習することで、家庭言語のスキルアップと関係していることも注目ポイントでした。

バイリンガルが新しい言語を学ぶことで、多くのメリットがある。

  • パフォーマンスの向上
  • レベルの高い言語認識
  • 積極的にクラス参加
  • クラス以外でも熱心 など

個人的には、

すでに家庭言語で多言語リソース(テレビ番組、音楽、ビデオなど)にふれているため、うまくリソース活用できる

クラス以外でも新しい言語をきいて理解しようとする

ということが、とくにうなずけました。

トリリンガルの娘も、

〇すでにはなせる3か国語をとりこんできた多言語リソースを新しく学ぶ言語にうまく活用できています

〇学校以外で新しい言語に興味をもち、学ぶ

というのを、日ごろみてきました。

バイリンガルは、

Aki

他言語を学ぶことに興味をもつことから、トリリンガル、マルチリンガル、ポリグロットとなっていくのも自然なかたちなのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献:

Research Unit for Multilingualism and Cross-Cultural Communication/MORE LANGUAGES, MORE BENEFITS

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