【5言語以上話せる人?!】意外なポリグロットの有名人(海外編)

こんにちは、Aki です。

みなさんは”ポリグロット”、、という言葉を聞いたことがありますか?タイトルにもあるように、5言語以上話せる人をポリグロットと呼ぶようです。*3言語以上、少なくても6言語と分類することもあるようです。

Aki

バイリンガルになるのも簡単ではありませんが、5言語以上とはすごいですよね!

今回は、5言語以上も話せるポリグロットに共通点はあるのか、いったいどうやって学んだのか、秘密を探ってみましょう。そこには私たちが語学習得するうえで、ヒントになることがあります。

Aki

この記事はこんな方におすすめです。

・バイリンガル教育、育児に興味のある方

・有名人のポリグロットにはどんな人がいるのか知りたい方

ご自身、またはお子さんの言語習得のためのヒントをみつけたい方

この記事をかいた人
Aki
  • オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
  • オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
  • 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる

特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる

いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。

目次

ナタリー・ポートマン( Natalie Portman )

人物像

ナタリー・ポートマンは十代の頃から映画出演し、代表作にはリュック・ベッソン監督のレオン(Leon)や、スター・ウォーズ(Star Wars)、ブラック・スワン(Black Swan)ではオスカーをはじめ、数々の賞に輝いたアメリカの女優です。

彼女は演技のセンスのみでなく、知性も高く、ハーバード大学に現役合格を果たし、心理学を専攻。

貧困や児童労働などの悪環境から子どもを守ることを目的に、チャリティー団体が設立され、彼女はそのアンバサダーにも就任、国際動物愛護団体とともに愛護活動にも従事するなど、多方面での活躍の場をもつ活動家でもある。

2012年にダンサーであり振付師のベンジャミン・ミルピエと結婚し、男の子と女の子の2人の子どもをもつ母親でもある。

話せる言語

ヘブライ語と英語が母語で、フランス語、スペイン語、ドイツ語、が話せるとされ、そのほかにも日本語、アラビア語の簡単な挨拶程度はできるとされています。

習得レベルの違いもありますが、話せるのは5か国語。

何度も共演のあるジュード・ロウとのワイアード( WIRED )のインタビューの中で、ナタリーは”何の言語を話せる?”という質問に、”英語とヘブライ語”とだけ答えています。

どのくらい話せるのか?

ヘブライ語、英語

ナタリーはエルサレムで生まれています。お父さんはイスラエル人、お母さんはユダヤ系アメリカ人。

ヘブライ語と英語は彼女の母語です。

3歳でアメリカに移住していますが、ユダヤ人の小学校に入学していて、そこでヘブライ語教育を受けています。

そのユダヤ人の小学校を離れてからも、お父さんとはヘブライ語でお母さんとは英語で会話しバイリンガルになりました。

ヘブライ語の映画、愛と闇の物語 (A Tale of Love and Darkness) にも出演しています。

ナタリーはハーバード大学で上級のヘブライ文学も学んでいます。

Aki

彼女の探究心は素晴らしいですね!

フランス語

ナタリーは母語とまではいかないまでも、フランス語が話せます。

2012年に結婚したベンジャミン・ミルピエはフランス人で、彼らは2年間パリで生活していました。

フランス語映画、プラネタリウム ( Planetarium ) に出演した際、フランス語のアクセントを完璧にするために、彼女はボイストレーナーの助けを借りたそうです。また、映画の即興シーンではうまくフランス語が話せなかったので苦労したと語っています。

フランス語映画作品はほかにも、パリ、ジュテーム ( Paris, je t’aime ) ホテル シェヴァリエ ( Hotel Chevalier )に出演しました。

スペイン語

ナタリーは AMERICA READS SPANISH のインタビューで、スペイン語を流暢に話すと紹介されています。

上の同じインタビューで、スペイン語を勉強したきっかけを質問され、

”スペイン語は、世界で最も役立つ言語の1つです。私はスペインのマドリッドで映画を撮りました。そして私は文化、言語、ライフスタイルに恋をしました。”

と答えています。

下の動画は彼女がレオンのマチルダ役のときにセリフで使用したスペイン語。

Aki

彼女が公でスペイン語を話す映像がないようですが、多言語が話せて、賢い女性ですから、きっとスペイン語も素敵に話せるのでしょうね。

ドイツ語

ナタリーはドイツのベルリンを舞台にした映画、V for Vendetta ( V フォー・ヴェンデッタ)の撮影クルーをドイツ語のスキルで驚かせていたそうです。

同じ撮影期間に、撮影クルーの一人は、”彼女が流暢なドイツ語で話し、ドイツ語で食事の注文もしていた。”と語っていたそうです。

Aki

スペイン語同様に、彼女が公でドイツ語を話している映像が無いのですが、少なくともドイツ語での会話を周りから評価されています。

語学を学ぶことについて

ナタリーは過去のインタビューで、”勉強は嫌いです。私は学ぶのが好きです。学ぶことは美しい。”と答えています。

Aki

名言だと思います。

彼女はハーバード大学を卒業し、まぎれもない才能をもっているのは確かです。

でも、”勉強は嫌い。”

彼女は”学び”と”勉強”はことなるものだと理解しています。

Aki

なんでも楽しく感じられなければ、苦しいだけです。彼女の学びに対する意欲が彼女の才能を伸ばしたのでしょうね。

ロジャー・フェデラー ( Roger Federer )

人物像

ロジャー・フェデラーはグランドスラムを制覇し、世界ランキング1位最長連続記録を保持するなど、数々の記録を持つ史上最高のテニスプレーヤーです。

慈善活動にも熱心で、2003年にはロジャー・フェデラー基金を設立し、アフリカの子供たちのためや、タイでおきた津波災害のときも自ら率先してチャリティイベントを企画して募金活動を行うなどしているそうです。

その活動は世界中から高く評価され、2006年にはユニセフ親善大使にも任命され、世界中の子供達に健康と教育の機会を確保し、様々な困難から子供達を守るためのプログラムを推進しています。

2009年、3歳年上の元テニス選手、ミルカさん (Mirka Vavrinec ) と結婚。双子の娘と双子の息子、4人の子どもの父でもあります。

話せる言語

スイス・ドイツ語、ドイツ語、英語が母語、フランス語は流暢に話せるとされ、スウェーデン語、イタリア語、スペイン語、アフリカーンス語が少し話せるとされています。

習得レベルの違いもありますが、話せるのは8か国語!?

ロジャー・フェデラーのホームページのプロフィールでは ”話す言葉” に “スイス・ドイツ語、ドイツ語、英語、フランス語” の記載があります。

どのくらい話せるのか?

スイス・ドイツ語、ドイツ語、英語

ロジャーは、ドイツとフランスの国境に近いスイスのバーゼルで育ちました。お父さんはスイス人、お母さんは南アフリカ人。

スイス・ドイツ語、ドイツ語、英語を混ぜて話して育ったとされています。

フランス語

ロジャーは14歳のときに、スイス南西部のフランス語圏にある、スイス国立テニスアカデミーにはいりました。

彼は最初、フランス語が話せなかったそうですが、3年の滞在後、フランス語は母語のように話せるようになったそうです。

Aki

多くのフランス人レポーターでさえ、彼のフランス語の流暢さに驚くほど。

彼が4か国語で話している動画は以下です。

スウェーデン語、イタリア語、スペイン語、アフリカーンス語

多くのサイトではロジャーはスウェーデン語イタリア語、スペイン語、アフリカーンス語などを話すとされていますが、その言語を使った長いインタビュー動画などは見つかりませんでした。

FOX Sports の記事では、”ロジャーはスウェーデン語とイタリア語で日常会話ができるが、彼のレパートリーにはスペイン語とアフリカーンス語(南アフリカ人の母親のおかげで)もある。”

と、記述されています。

下に部分的にスペイン語でインタビューを受けた、短い動画があります。

Aki

インタビューをする人が、最初にスペイン語だけで話していることを、彼は理解しているようでしたね。

語学を学ぶことについて

2018年の全豪オープンでグランドスラムを達成した後の記者会見でフェデラーは

”異なる言語で話すことはいつでも興味深いことだ。”

と語っています。

彼は毎回、試合後のインタビューや記者会見でほかの選手たちよりも3,4倍長く質問に答えるそうです。それは彼が彼の話す4つの主要言語で質問を受けるからだそうです。

Aki

世界中に沢山のファンを持つのは、テニスの強さだけではなく、彼の人間性にもありますね。

フェデラーが彼自身の言語スキルについて語った記事がテニス・ワールド・USAにあります。

”フランス語を話すとき、自分はテニスの世界にいます。それはいつもピエール・パガニーニとフランス語で技術トレーニングをしているから。それから、フランスのテニス学校にいたときのことも思い出させる。だから自分が10代の気持ちにもなる。”

”英語を話すとき、のんびりとリラックスできる。家でも英語でたくさん話すし、簡単なことなんだ。”

”スイス・ドイツ語は私の家族そのもの。それは自分自身を証明するものなんだ。”

さらにこんなことも話しています。。

”話している言語によって、時々自分が違う性格になっているんだ。違う言語から違う楽しみ方があるんだ。時に、違う回答を口にしていたりすることもある。それは自分でも知らなかった自分を知るようなね。違う言語を話すことによって、自分を知ることもあるんだ。”

オードリー・ヘプバーン ( Audrey Hepburn )

人物像

オードリー・ヘプバーンは初主演作の ”ローマの休日” ( Roman Holiday )でアカデミー主演女優賞を獲得したほか、数々の代表作をもつ、言わずと知れた女優であり、ファッションアイコンでもあります。

 彼女は2度の結婚を経て、2人の息子がいます。

後半生の多くの時間を、世界の恵まれない人々のために援助活動を行った人道主義者でもあり、1992年に彼女はアメリカ合衆国の最高勲章である大統領自由勲章を授与されています。

この勲章授与の1か月後、63歳で虫垂癌(ちゅうすいがん)により亡くなりました。

彼女が亡くなってから、現代にいたっても世界で彼女の功績がたたえられ続けられています。

話せる言語

英語、オランダ語、フランス語、イタリア語を流暢に話せるとされ、スペイン語は流暢とはいかないまいまでも話せ、ドイツ語は第2次世界大戦中に習ったそうですが、あまり使用することはなかったそうです。

習得レベルの違いもありますが、話せるのは6か国語。

どのくらい話せるのか?

英語、オランダ語、フランス語

オードリーはベルギーで生まれました。お父さんはイギリス人、お母さんはオランダ人。

彼女は幼児期にバイリンガルとして育っています。英語とオランダ語を学校に上がるまえに習得しています。

ベルギーの私立学校でフランス語も習得したことで、学童期にはトライリンガルに。

Aki

オードリーとお母さんは、第2次世界大戦中にオランダに戻っています。その時に英語を外で使わず、オランダ語で話すようにしていたそうです。ドイツ兵の目につかぬようにするためだったそうです。

イタリア語

オードリーはイタリア人の精神科医と2度目の結婚をしています。2人の間に男の子が生まれましたが、結婚生活は13年で終止符がうたれました。

彼女は言語習得能力にたけていましたから、イタリア人の夫との生活のなかで、イタリア語が習得されたことは難しいことではなかったのかもしれません。

スペイン語、ドイツ語

オードリーはユニセフの親善大使として活動していたときに、スペイン語を学んだようです。

彼女の親友になったユニセフ事務局の責任者であるクリスタ・ロートがこう語っています。

”オードリーの語学は天性の才能であった。英語、オランダ語、フランス語、イタリア語、ドイツ語を話しますし、スペイン語も少々。ユニセフの活動を緊急に放送しなければならなかったときに、彼女がどの主要言語でもアナウンスしてくれた。”

Aki

下にオードリーが6つの言語で話している動画を紹介します。

語学を学ぶことについて

Aki

色々と調べてみたのですが、オードリーの子ども時代には第2次世界大戦があり、生きるのに必死だったとおもわれます。そのことから言語を学ぶことも生きるすべであったのかもしれません。

実際、第2次世界大戦中に、オードリーの母はオードリーがその名前から、英国人だとさとられて、狙われるのをおそれてオードリーの名前を変えたこともあるようですし、大戦中はオランダで英語を使わないよう徹底していたようです。

そのため、オードリー自身から、自らの言語能力をどう思うか、、、などのコメントは見受けられませんでした。

まとめ

今回は、5言語以上も話せるポリグロットに共通点はあるのか、いったいどうやって学んだのか、秘密を探ってみました。

大きな共通点5つは、

  1. 両親が国際結婚していたこと。
  2. 複数言語を話す環境下で育ったこと。
  3. 幼少期までに複数言語を取得していること。
  4. 大人になってからも言語習得の意欲があること。
  5. 世界中を飛び回る仕事についていること。

解説すると、

  1. 両親がそれぞれ違う母国語をもつ場合、子どもにそれぞれの親の育ってきたルーツをつたえる上で、言語の伝承は大きいと思います。それゆえ、国際結婚された両親の間に生まれた子どもは、複数の言語を話せるようになる割合が高いでしょう。
  2. ”環境に身を置く”というのは、ことばで伝えるより、映像などでみたり、きいたりすることなどよりも、ずっとはるかに大きな影響力をもちます。そのため、複数言語を話す環境で育つ子どもは、複数言語の習得が可能になるでしょう。
  3. 1、2の流れから、学校に上がる前から、複数言語を習得することにつながるでしょう。
  4. 複数言語を習得した人は、話せる言語の数によって世界が広がることを身をもって理解していますし、言語の習得に対する好奇心が高いです。そのうえ、言語習得のセンスがおおかたそなわっているでしょう。
  5. 複数言語を話せることで、必然的にコミュニケーションをとる範囲も広くなりますし、人材としても可能性が広がります。世界中を旅する仕事に就くことも自然なのかもしれません。
Aki

語学習得は環境に身を置くことが重要になることがわかりますね。

習得したい言語の国に滞在してみることが近道になるかもしれませんが、実際にはそう簡単にはいかないことの方が多いですね。その場合、1日の数時間、毎週この日は、、など時間を決め、習得したい言語環境に自身をおいたりしてみることを習慣にするのが大切になってきます。その時間が長ければ長いほど、習得までにかかる時間も短くなることでしょう。

Aki

みなさんの言語習得を目指そうというモチベーションは上がりましたか?

世界中の人たちとつながる未来に、私たちも貢献できるといいですね!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

>>>【5言語以上話せる人?!】意外なポリグロットの有名人(日本編)

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