こんにちは、Aki です。
この記事をよんでくださっているかたは、こどもをバイリンガルに育てたい!とかんがえているとおもいます。
私もずっとそうおもいながら娘を育ててきました。
私とマレーシア人の夫とのあいだには、オーストラリアで生まれた娘がいます。
娘は今年(2024年)15歳。英語、日本語、中国語をはなすトリリンガルです。
トリリンガルといっても、はなせるレベルはそれぞれあるとおもうので、かんたんにそのレベルをまとめると、
- 英語はもちろん1番強くネイティブレベル。
- 日本語は普通に会話ができ、”オーストラリアで生まれた”と言わなければ、だれも気がつかないレベル。書く、読むもできますが、小学生レベル。
- 中国語は、中国人家庭の子供たちと、オーストラリア・州教育省の中国語教材ビデオ制作に参加。書く、読むは日本語よりも下。
ここまでたどりつくまでには、試行錯誤のくりかえしでした。
ですが、結果的に娘はいまでも3か国語をつかわない日はありません。
オーストラリアは色んな国からやってきた移民の多い国です。
私もその1人です。
じぶんの母国語とはちがう国でこどもを育てることは、バイリンガル育児をするうえで特権があるとおもいます。
こどもたちは生まれてすぐに現地の言語とかかわることができるからです。
でも、親の母国語をちがう国でこどもにおしえて育てることはかんたんではありません。
じっさいに私も経験してきました。
また、たくさんの移民家庭や、国際結婚された家庭のこどもたちからもみてきました。
バイリンガル育児が成功した家庭と、そうでなかった家庭には大きなちがいがあります。
今回はバイリンガル育児が成功した家庭と、バイリンガル育児がうまくいかなかった家庭のちがいをわかりやすくまとめてみます。
また、なかなかうまくいかないと感じているかたへ、モチベーションをあげるコツも紹介します。
バイリンガル育児が成功した家庭、うまくいかなかった家庭のちがい
これが決定的なちがいになります。
〇 バイリンガル育児が成功した家庭は、
親がこどもに残したい言語をいつでもこどもにつかいせっしている。
✕ バイリンガル育児がうまくいかなかった家庭は、
親がこどもに残したかった言語をはなすのをあきらめて、こどものはなす現地語にシフトしています。
バイリンガル育児が成功した家庭
親がこどもに残したい言語をいつでもこどもにつかいせっしている。
”いつでも”というのがポイントです。
たとえば、
家族で外食、ショッピング、旅行など
こどもの学校
現地語をはなす友だち家族とでかけるとき
家のなかではもちろんのことですが、家のそとでも、だれと一緒にいても、こどもには決めた言語でせっするということです。
バイリンガル育児がうまくいかなかった家庭
親がこどもに残したかった言語をはなすのをあきらめて、こどものはなす現地語にシフトしています。
親がこどものはなす現地語につられてしまっています。
たとえば、
こどもが現地語でしかはなしたがらない
ちがう言語でのやりとりだと時間がかかる
現地語のやりとりだとストレスフリー
親があきらめることで、こどもがちがう言語に日常的にかかわる時間は
おおきく変化してしまいます。
成功に近づくためのモチベーションをあげるコツ
バイリンガル育児でこどもを育てていくことは、ときに我慢の連続です。
そのため、バイリンガル育児がなかなかうまくいかないと感じているかたはたくさんいるとおもいます。
私も失敗をしてきました。
失敗のたびに軌道修正をしてなんとか娘との会話言語を定着させることができました。
こどもとの会話言語が安定して定着するのは、こどもが*10歳になるころです。
*過去記事にわかりやすく実例でまとめてあります。
いまとなれば、こどもが10歳になるのはあっというまのことでしたし、
いいかえれば、こどもが10歳になるまでに、こどもとの会話言語を定着させればいいわけです。
ただひたすらに、
”なにをいつまで頑張ればよいのかわからない。”
、、、というのはつらく感じますが、
期限付きだとおもえば、モチベーションもあがります。
まとめ
今回は【海外でバイリンガル育児、成功した理由】うまくいかなかった家庭との大きなちがいとは?をテーマに、
バイリンガル育児が成功した家庭と、
バイリンガル育児がうまくいかなかった家庭のちがいを
わかりやすくまとめてみました。
バイリンガル育児が成功した家庭では:
場所、いっしょにいる人に関係なく、こどもには決めた言葉でせっしています。
とくにこどもがまだ小さなときにはこのルールをまもりつづけることが
大切です。
バイリンガル育児がうまくいかなかった家庭では:
こどもが1番はなしやすい現地語の会話が日常的につかわれています。
とくにこどもが学校教育をうける年齢になると、学校でつかう言語が生活のほとんどをしめるので、ちがう言語にふれる時間がすくなくなります。
親がこどもに残したい言語が、現地語とちがうばあい、
親がこどもにその言語ではなすことをあきらめた時点で、
こどもが日常でその言語にふれられる時間はおおきく変化してしまします。
なにごとにも忍耐がひつようになる場面がありますが、
バイリンガル育児においても我慢することがひつようになります。
でも、こどもとの会話言語が定着して、こどもが*10歳を過ぎるとなかなかくずれることはありません。
*過去記事にわかりやすく実例でまとめてあります。
あとになってかんがえてみたら、こどもが10歳になるまで、、、というのはあっという間でした。
モチベーションをあげていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。