こんにちは、Aki です。
突然、夫が海外で働くことになった!、、、という場合、行かれる先の語学が堪能で滞在経験もあるというかたには、わくわくした気持ちになるのかもしれませんが、そうでない場合、不安や心配を感じる方が多いのではないでしょうか?
私も以前、夫が突然、中国赴任することが決まり、驚きとともに内心ドキドキしました。
大抵のことはポジティブ思考の私ですが、オーストラリアを離れる前、友だちの家で優しいことばをかけられ、思わず涙が出ました。こんなに不安な気持ちになっていたんだ。。と気がついた瞬間でした。
夫の赴任が決まる以前に、私は中国に行ったことがなく、中国語も話せませんでしたし、
そのころまだ3歳の娘はオーストラリアの幼稚園に通っていました。
小さな娘を連れて行って、生活環境は安全なのかどうか、やはり不安や心配になりました。
結論からいうと、中国は第3の故郷 (私にとってオーストラリアが第2の故郷) と思える今があり、
私たち家族みんなが良いことも悪いことも含めて、私たちの生い立ちにあるそれぞれの故郷との比較をしたりして、自分たちはこんな面で恵まれていたんだな、とか、逆に中国の方が進んでいることなど、気づきもたくさんありました。
そして、異文化を肌で感じるだけでなく、娘の中国語習得のおおきな土台にもなりました。
今はそう振り返ることができますが、当初はぬぐいきれない不安や心配が心のおくにありました。
今回は私が感じた駐在妻としての孤独感とそれをどう対処したか、孤独を感じるタイミングを先に知ることで、こころの準備ができたり、また今まさに駐在妻として悩みを抱えている方は、この記事をよんで、こころが癒えたらよいです。また結果的に、子どもによいバイリンガル育児環境をつくれたことなどもまとめてみたいとおもいます。
- オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
- オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
- 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる
特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる
いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。
孤独を感じる3つのタイミングと対処法
知らない土地に引っ越すだけでも、新しい環境になれるまでには時間がかかることもあるとおもいますが、海外赴任は海を越え、言語もちがう国での生活になるわけですから、むずかしいことはことあるごとに出てきます。
孤独を感じることは、海外にわたる誰しもが感じること。
1.新しい生活ルーティンになれてきたとき
国が変わると、夫の出勤時間、子どもの通学、通園時間も変わってきます。
お子さんがインターナショナルスクールに通われる場合、スクールバスでの通学時間が1時間以上かかるということもあります。
寝起きする時間、朝食、夕飯の時間をずらしたり、しばらくは新しい生活ルーティンができるまで大変です。
その新しいルーティンに慣れてきたときです。
何もすることがない。。。
とくに、海外赴任に帯同される前に、仕事をしていた方は、帯同するにあたって仕事を離れることになり、より時間が余ってしまったような気持ちになるかもしれません。
対処法:
- 帯同先の現地の言葉を勉強してみる
- 新しい趣味をみつけたり、趣味をきわめる
- 住まいの近くを散策してみる など
帯同先の現地の言葉を勉強してみる
私も中国語の勉強をしました。
オンライン中国語で平日毎日25分間のレッスンをうけていました。
レッスンの後で、復習したりするとあっという間に時間が過ぎていることも。
オンラインレッスンだと、画面越しに先生と会話ができるので、誰かとかかわっているという満足感もありました。
現地語であいさつ程度ができるようになると、現地の人たちとのかかわりあいが持てたり、子どもが放課後に同じ敷地内にすむ子供と現地語で遊べるようになったり、子どもの現地語習得にもプラスになりました。
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新しい趣味をみつけたり、趣味をきわめる
赴任先に来るまで、仕事で忙しくされていた駐在妻のかたには、今まで趣味につかえる時間がなかった方もいらっしゃるかもしれません。帯同先ではビザの関係上、外で仕事をすることが難しいことが多いです、ここは割り切って新しい趣味をみつけてみましょう。
私は夫の赴任先に来る前まで、仕事をしていたので、突然自分の時間がふえてしまい最初はとまどいました。
もともと趣味をお持ちのかたは、さらに趣味をきわめてみることもおススメです。
オンラインで資格取得してみるのも、おススメです。なにかはっきりとした目標があると張り合いもでます。
資格を取ることで、日本に帰国後、仕事にいかせるだけでなく、自分や家族、友人の健康面や精神面のサポートになることができるかもしれません。たとえば、食育実践プランナー、薬膳コーディネーター、心理カウンセリングなど。
住まいの近くを散策してみる
外の空気にふれることで、気分がリフレッシュできます。
私は住んでいたアパートから500mくらい離れたところに、現地の人たちが買い物する市場があって、たまにそこまで歩いて買い物したり。慣れてきたら、地下鉄で2駅ぶんほど歩いて、繁華街を散策したり、おもしろいお店をみつけたり、オーストラリアにはない、おしゃれなカフェをみつけたり。。。そういう発見や現地の人たちの生活風景をみることで癒されたりしました。
2.周りに誰もいないと感じたとき
帯同先には、自分と一緒に暮らす家族はいても、当然のことながら、気心の知れた親戚も、知り合いも誰もいません。
帯同先に来る前には、ふらっとよれる実家、親戚の家や友だちの家などあったでしょうが、それらは帯同先にはありません。
対処法:
- こうなることは織り込みずみとして先に受け止める
- 日本語補習校に子どもを通わせる
- 日本人の奥様会など
こうなることは織り込みずみとして先に受け止める
こうなることは避けてはとおれないのです。
駐在妻の方のほとんどの方が、多かれ少なかれこの心境におちいることは、避けてはとおれません。
物理的にも海を越えて遠くまで来てしまったのですから、仕方がないのです。
なので、”こうなることはわかってたわ。”と受け止めましょう。
日本語補習校に子どもを通わせる
私は、オーストラリアでこそ娘を日本語補習校に通わせたことはありませんが、中国では補習校に通わせていました。
日本人のママ友も出来ましたし、やっぱり日本語で話しができる時間がもてるというのは、精神的な支えになるものです。
娘の日本語力も随分とつきましたし、補習校以外でも一緒に遊ぶことがよくありました。
日本語補習校(補習授業校)は世界中に点在しています。過去記事にもまとめてあります。
>>>補習授業校
日本人の奥様会など
日系の企業が進出している国では、会社単位、日系企業合同の団体や、奥様会なるものが存在します。
夫は日系企業ではなかったのですが、補習校のつながりで声をかけていただき、また、奥様会のおまとめ役のかたと出身地が同じということで、奥様会に正式加入はしなかったものの、食事会などに声をかけていただきました。
こういう集まりは苦手、、、というかたでも、参加した中で、自分と波長の合う友だちが見つけられるかもしれませんし、たまに出席してみるのもおススメです。
3.言葉が通じないとかんじたとき
これも海外ではよくあることです。
帯同先によって、現地語はそれぞれちがいますが、帯同先の現地語が英語の場合、
日本で学生時代に英語を勉強してきたはずなのに、現地で自分のはなす英語では伝わらなかったり、おまけに相手に嫌な顔をされたときには、かなり落ち込んでしまいますよね。
対処法:
- 初心にかえる
- 目的の再かくにん
- 上手に立ち回る
初心にかえる
そもそも英語1つにしても、話されている国や地方によってアクセントもちがいます。帯同先であなたのはなす英語やほかの現地語が伝わらないとしても仕方がないと割り切りましょう。
現地にこれから滞在して生きた現地語が学べるのですから、あせらず自分のペースで学んでいきましょう。
目的の再かくにん
駐在妻としての滞在は、
- 語学力をつけることが目的の留学
- この先ずっとその国にとどまる目的の海外移住
とは全く異なります。
駐在妻は、
- 海外の特異な環境で仕事、勉強をする夫や子供の精神面でのサポート
- 海外暮らしでも、栄養のかたよりがでないように栄養面でのサポートなど
家族で楽しく異文化生活が送れるようにささえてあげたいものです。
上手に立ち回る
帯同先で、現地語を使う場面というのは、どんな時でしょうか?
私が帯同先で現地語を使った場面は、
- アパートのスタッフとの会話
- 買い物に行ったとき
- 外食したとき
- 子どもの学校関係 など
上記の会話といっても、むずかしい書類や大事な契約の交渉などではないですし、
買い物や外食などは商品やメニューを指させば、最低限伝わります。
必要に応じて言い回しをおぼえたり、学校関係で必要あれば、英語/日本語等できる方にお願いしたりなど、うまく立ち回ることが大切です。
まとめ
今回は【駐在妻が孤独を感じる3つのタイミングはいつ?】をテーマに、
私が感じた駐在妻としての孤独感とそれをどう対処したか、孤独を感じるタイミングを先に知ることで、うまくこころの準備ができたり、こころが癒せるヒントになればと思いました。そして結果的に、子どもによいバイリンガル育児環境をつくれたことなども一緒にまとめてみました。
駐在妻が孤独を感じる3つのタイミング:
1.新しい生活ルーティンになれてきたとき
2.周りに誰もいないと感じたとき
3.言葉が通じないとかんじたとき
新しい生活になれるまでは、何かと忙しく孤独を感じている暇もなかったのに、落ち着いて気がつくと、有り余るじかんが。。。
そんなときにおススメ対処法は、
- 帯同先の現地の言葉を勉強してみる
- 新しい趣味をみつけたり、趣味をきわめる
- 住まいの近くを散策してみる など
時間ができたけど、周りには誰もいない。
そんなときにおススメ対処法は、
- こうなることは織り込みずみとして先に受け止める
- 日本語補習校に子どもを通わせる
- 日本人の奥様会など
ことばが伝わらない。嫌な顔までされちゃった。。
そんなときにおススメ対処法は、
- 初心にかえる
- 目的の再かくにん
- 上手に立ち回る
駐在妻としての海外滞在目的は、語学を学ぶのが目的の留学生やこれから長く生活拠点を海外に移す移住者ともちがいます。
海外で働く旦那さまのために、または家族一緒の生活を選んで、帯同することを選んだのではないでしょうか?
海外で過ごす家族とのじかんは、異文化のなかで大変なこともあるぶん、沢山の思い出を残してくれます。
貴重な体験は生きた外国語習得にもつながります。
ムリをせず、自分のペースで帯同生活を楽しめますように!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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