こんにちは、Aki です。
皆さんはお子さんへのおこづかい、どうされてますか?
わたしにはオーストラリアで生まれそだつ14歳のむすめがいます。
いままでときどき考えてきたのは、むすめに渡すべきか”おこづかい”。
いつから?いくらくらい?頻度は?
今回は日本とオーストラリアのおこづかい調査結果をわかりやすくまとめてみたいとおもいます。
これからお子さんにおこづかいをどうするか考えている方や、日本とオーストラリアのおこづかい事情を知りたい方の参考になるとうれしいです。
おこづかい調査結果
日本とオーストラリアの調査結果をみてみましょう。
日本
調査名目:子どものお小遣いに関する意識調査
調査機関:Biz Hits
調査発表:2023年6月8日
調査対象:小学生の子を持つ男女500人の保護者
おこづかいをわたしている家庭の割合?
66.8%の家庭でおこづかいを渡していると回答。
学年別では、
- 低学年 – 60%弱
- 中学年 – 60%強
- 高学年 – 80%弱
高学年ではほとんどの子どもたちがおこづかいをもらっているようです。
わたしかたは?
1番おおいのは定額制。
一括制は、誕生日やお年玉を一括で渡すパターン。
- 勉強や習い事のモチベーションをあげるためにおこづかいをあげている家庭も。
- 報酬制、都度制など、その月によってもらえる額が定額ではない家庭が*約40%
*一括制、その他含まず
一括で1年分のやりくりを子どもに任せるのは、リスクがありそうです。
おこづかいをわたす理由は?
1位 やりくりを身につけてほしい
2位 金銭感覚を身につけてほしい
3位 お金の大切さを知ってほしい など
金融リテラシーを学んでほしいとねがうご家庭がおおいようです!
金額は?
1か月平均額1103円
1番おおいゾーンは301円~500円
70%の家庭で1000円以内
オーストラリア
調査名目:Finder Parenting Report 2023 (ファインダー子育てレポート2023)
調査機関:Finder
調査発表:2023年
調査対象:12歳以下の子を持つ1033人の保護者
おこづかいを渡している家庭の割合?
この調査では、おこづかいを渡している家庭の割合結果はみられませんでした。
オーストラリアの Commonwealth Bank の調査では、約80%の家庭でおこづかいを渡しているとのこと。
約80%とは高いパーセンテージですね。
さらに驚くことには、4歳から子どもにおこづかいを渡しはじめる家庭があるという結果。
娘が4歳のころ、おこづかいのことなど考えたこともありませんでした!
渡しかたは?
この調査では、おこづかいの渡しかたについての質問はみられませんでした。
オーストラリア子育てネットワークの”おこづかいを渡すときのヒント”として、
毎週、隔週(2週間ごと)、毎月1回のうちから渡しかたを決め、決まった日に渡す。
日本だと、毎週または月1回というのが一般的でしょうか?
オーストラリアでは、会社や事業者から支給される給料が、
毎週、隔週(2週間ごと)、毎月1回のところがあるので、おこづかいも保護者の給料日によるのでしょう。
おこづかいを渡す理由は?
第1位 ”やりくりを身につけてほしい”
この調査に直接、”おこづかいを渡す理由”に関する質問はみられませんでした。
お金のやりくりに関する、金融リテラシーを子どもに学ばせるのは親の責任と70%が回答していることから、日本とおなじく、おこづかいは”やりくりを身につけてほしい”と考えているようです。
ちなみに、おこづかいをもらうのに、家事をしなくてもよいとかんがえている親が40%。
60%の親は、子どもが家事をすることでおこづかいを渡しています。
家事をすることでおこづかいを渡している家庭の、家事順位
- 自分の部屋の掃除(40%)
- 食器洗い/食器乾燥機を空にする(30%)
- 洗濯・衣服をたたむ(20%)
- ゴミをだす(19%)
- ペットの世話(17%)
- ガーデニング(15%)
- キッチンの掃除(14%)
- 料理の手伝い(13%)
- 買い物(13%)
- お弁当づくり(10%)
- バスルームの掃除(7%)
- 洗車(6%)
- その他(6%)
家事でおこづかいをもらっている、小学生の10人に1人は
自分でお弁当をつくっているんですね!
金額は?
1週間平均8ドル(約776円)
1か月平均32ドル(約3104円)
*1ドル97円換算
ニューサウスウェールズ州の子どもたちがダントツでおおい金額です。
まとめ
今回は、【オーストラリアVS日本:小学生のおこづかい】日本の平均はオーストラリアの3分の1!?をテーマに、
日本とオーストラリアのおこづかい調査結果をわかりやすくまとめてみました。
日本とオーストラリアでちがうところがありました。
日本ではおこづかいは”報酬制” (26.9%)
- お手伝いの内容によって
- テストで100点とったら など
”都度制”(11.7%)
- 友だちと駄菓子屋にいくとき
- ひつようなものなら渡す など
約40%が定額のおこづかいにしていない。
反面、14.4%は定額制プラス報酬制と都度制の混合になっている。
あわせると、53.6%の子どもが定額制として毎月おこづかいをもらっている。
何らかのかたちで子どもにおこづかいを渡していると回答したのは、
66.8%
オーストラリアでは、60%の親が家事をすることでおこづかいを渡している。
40%の親は子どもがおこづかいをもらうのに、家事をするひつようはないと考えている。
別の調査では平均して約80%のオーストラリアの子どもがおこづかいを
もらっている結果でした。
日本よりもオーストラリアの子どもたちの方が、おこづかいをもらえている。
おこづかいをもらえる頻度にもちがいがありました。
日本では、毎週、または月1回が一般的なのに対して、
オーストラリアでは、毎週、隔週(2週間ごと)、月1回など。
おこづかいを渡す理由は日本もオーストラリアも同じく、”やりくりを身につけてほしい”
おこづかいの金額に大きな差がありました!
日本では、1か月の平均額が1103円。
オーストラリアの1か月の平均額が32ドル(約3104円)。
*1ドル97円換算
日本の平均額より約2000円以上もおおくオーストラリアの子どもたちはもらっていることになります。
オーストラリアの子どもがおこづかいをもらい始める年齢が、日本よりも平均して早いこともわかりました。
これからお子さんにおこづかいをどうするか考えている方、日本とオーストラリアのおこづかい事情を知りたい方の参考になったらうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
>>>参考文献
株式会社ビズヒッツ – 【子どものお小遣いに関する意識調査】小学生の親500人アンケート調査
finder – Finder Parenting Report 2023
Commonwealth Bank – Should you give kids pocket money?
raisingchildren.com.au – Pocket money: children and teenagers