こんにちは、Aki です。
去年(2024年)、私の娘がはじめて取り組んだ、英国エディンバラ公国際アワード:The Duke of Edinburgh’s International Award (The Duke of Ed) のブロンズレベルが昨年末に終了しました。
>>>英国エディンバラ公国際アワードについて詳しく知りたい方は、過去記事にまとめてあります。

今年(2025年)、オーストラリア新学年スタートの2月の学年集会にて無事にブロンズアワードが授与されました。
娘は学年のなかで、最速でブロンズアワードの体験活動が終了した生徒だと発表されたそうです。
体験活動に時間がかかっても、しっかり終われることに意味があるとおもいますが、短い時間で体験活動を終了できたのは、計画をたてて取り組めたということだとおもうので、ほめてあげたいとおもいました。
さて、このブロンズアワードの体験活動をとおして、娘がどんな体験をおこなったのか、そこから親のわたしが気がついたこと、娘のプラスになったことなどまとめてみたいとおもいます。
また、このアワード体験活動参加における、マイナス面である費用について、その対策などもまとめてあります。

- オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
- オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
- 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる
特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる
いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。
体験活動
ブロンズアワードの体験活動は4つ。
- スポーツ
- スキル
- ボランティア活動
- 冒険旅行

娘が実際に取りくんだ体験活動をひとつづつまとめます。
スポーツ
目的:参加者のチームワーク、自尊心、自信の向上



娘は、学校のクラブ活動で参加しているコンテンポラリーダンスを体験活動に決めました。
州最大の中高生の生徒を対象としたパフォーマンス、ビジュアル、メディア アートのイベントに参加することを最終目標にして、クラブの仲間たちと日々練習してきました。
リハーサルや準備をふくめ1日とおしでおこなわれたイベントでは、たくさんの同世代の学生たちとのコミュニケーションもあり、笑顔と涙のいりまじった貴重な体験をおくれたようです。


夫と私も夜の公演を観に行きましたが、若者のパワーを肌で感じられました。
娘にとっても十代の多感な時期に、このような体験ができたのは、とても貴重であり、健康的だとおもいました。
スキル
目的:生活スキルや職業スキルのレベルアップをつうじて雇用適正の向上につなげる



娘は学校の第2言語でも選択しているフランス語の習得を体験活動に決めました。
学校の勉強とは別に、オンラインアプリなどで毎日フランス語の勉強をつづけました。
私たちの住む州では、日本の高校1年生からは第2言語は必修ではなくなりますが、、、


去年、新学年の教科選択がはじまるころに、外国語主任の先生からEメールがとどきました。
成績良好とのことで、来年の選択教科にフランス語を選択することを推奨します。とのことでした。
ブロンズアワードの体験活動から、学校の成績向上にもつながったことは、親としても嬉しくおもいます。
ボランティア活動
目的:地域社会に提供する恩恵を体験する



娘は、学校の実験室のアシスタントを体験活動に決めました。
週に1日、早朝に登校して、実験室の準備などを先生の指示にしたがいお手伝いしたそうです。
実験室のアシスタント募集には人数制限があり、期限も決まっていたので、前もって募集に応募する準備などできたこともよい経験だったとおもいますし、決まった時間に支度をして活動しつづけられたこともこれからの人生にもいかされるとおもいます。
利益をかんがえずに、誰かの役に立つことによろこびや、やりがいを感じられることがあることを、このボランティア活動をとおして感じられたことがよかったとかんじます。
冒険旅行
目的:チームで旅をしながら冒険と発見すること



娘は、学校で募集のあった冒険旅行ではなく、ガールスカウトの主催する冒険旅行に参加しました。
2泊3日、国立公園内でハイキング、*ジップラインを含むキャンプ生活をおこないました。
*ジップラインで木々を登ったり、障害物コースや宙を飛んだりなどのアクティビティ
ストローチューブのついた大きなバックパックとテントはガールスカウトで無償で貸し出していただきました。


バックパックの中に水をいれるバッグが内蔵されていて、その水をストローで歩きながらでも飲めるというタイプのバックパック。
キャンプ前、キャンプ中にもミーティングをおこなったり、キャンプ後にはレポートを提出することがあったようです。
キャンプの終了後、夫と一緒に娘を迎えに行きました。非日常的な環境で、仲間と一緒に目的をもった活動をおくれたことで、一回り大人になった娘をみてうれしくおもいました。
マイナス面



冒険旅行にかかる費用は、別途支払うことになります。
主催する団体、アクティビティの内容によって、費用はまちまちです。
娘の実体験:
- 学校主催の冒険旅行では数万円の参加費
- (娘が参加した)ガールスカウトの冒険旅行費用は約7000円ほど
その他、旅行中の食料は各自持参でした。グループで材料を分配して食事を作ることもあったようです。
費用がかかる面がこのプログラムに参加するうえでのマイナスな面であるといえますが、冒険旅行を主催する団体は選べるので、費用をおさえることも可能ではあります。
まとめ
今回は【英国エディンバラ公国際アワード】~ブロンズアワード授与式を終えて~ということで、14歳になった娘がはじめて参加したアワードプログラムの体験活動をとおして、どんな体験をおこなったのか、そこから親のわたしが気がついたこと、娘のプラスになったことなどまとめてみました。
全体的に、娘にとっていろいろな面においてプラスになる体験だったと感じています。
このプログラムに参加する前、学校の勉強、その他の課外アクティビティもある中で、



さらにやらなくてはいけないことが増えるのは、むずかしいのではないか?勉強が後回しになるのではないか?
と、夫と私はマイナスのイメージをもっていました。
ですが、このプログラムに参加しなければ、体験していなかっただろうということもあり、じっさいにフランス語の成績向上にもつながりました。



そして何より、娘が目標を達成してさらに自信をつけられたことが1番おおきな成果だったとかんじます。
マイナスな面をあげるとすると、プログラムに参加する費用であったり、冒険旅行の参加においては、運営する団体や、冒険旅行のアクティビティによって、費用が高額になる場合があるということです。
いろいろとある十代ですが、なにかに目標をもってすすみ、そのなにかを成し遂げる達成感をかんじとることは、これからの長い人生のなかでおおきな財産になっていくとおもいます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。