【2022年8月13日更新】サイトワードの詳しい情報を追記しました。
こんにちは Aki です。
日本で英語教育が2020年から小学校3年生で必修になり、お子さんに早期英語教育を考える保護者のかたが増えたのではないでしょうか?
私はこの改革は良い流れだと思います。
その理由は、過去記事でもお話したことがありました。
世の中はグローバル化が進み、世界共通語である英語はますます必要性をましています。
何度も過去の記事でもふれているように、語学習得のカギはその習得したい言語の環境に身をおくことです。小さなお子さんがバイリンガル教育を始めるにあたっては、親が子どもにその環境をつくる努力が必要です。
ですが、その日本、日々の生活では日本語だけで不自由なく過ごせてしまいます。どうしたら、英語環境をうまく作ることができるのでしょうか?
この記事はこんな方におすすめです。
・バイリンガル教育に興味のある方
・日本(英語圏外)でお子さんに英語教育を始めたい方
・日本(英語圏外)でバイリンガル育児にいきづまっている方
- オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
- オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
- 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる
特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる
いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。
英語環境の作り方
私の娘はオーストラリアで生まれましたが、小学校に上がる前、幼児期の約2年半、英語圏外の中国で生活していました。その間に、娘は1度、英語が全く話せなくなったことがありました。
環境というのはそれほど大きく言葉の習得に影響をあたえるのです。
日本では日本語の単一語で生活ができるのと同じように、中国でも家から一歩外にでると、すべてが中国語でした。その環境下で英語の環境をどうつくったのか、まとめてみます。
家庭で作る英語環境
英語の子ども番組
娘の頃は、アニメならPeppa Pig、The Octonauts、Sofia the Firstを好んでみてました。日本の”おかあさんといっしょ”のような教育エンターテインメントだと、The Wiggles、Play School、Hi-5、セサミストリートもよくみていました。
The Wiggles、Play School はオーストラリアの子どもなら知らない子がいないほど人気があります。The Wiggles、Play Schoolでは英語の童謡も聞けるので親子でおぼえてみるのもいいです。どちらもYoutubeで見られるので、さがしてみてください。
Hi-5もまた、オーストラリアの教育エンターテインメントですが、現在は活動していません。歌もダンスもポップ調で元気がでます。Youtubeでもみられるのでおすすめです。
英語の音楽
おもちゃで遊んだり、絵を描いたりするときに、BGMとして上に紹介した子ども番組の歌などをながしていました。
英語ドリル
日本の100均や中国で購入した英語ドリルを活用しました。娘が幼稚園から帰ってきてから、はじめは10分間だけドリルをするという習慣をつけました。終わったあとに、かくにんして、ご褒美のシールを貼ってあげていました。
絵本のよみきかせ
絵本のよみきかせは、娘が赤ちゃんのころから、夜寝る前のルーティンになっていました。
オーストラリアの子ども教育テレビで、絵本のよみきかせ番組もあります。
おふろポスター
日本語のひらがな、カタカナのおふろポスターといっしょに、アルファベットのおふろポスターも活用していました。シェービングフォームでおふろ場の壁に最初はアルファベット、それから単語、そして簡単な文を書く練習など、おふろの時間も楽しく遊びの延長で学んでいました。
外で作る英語環境
インターナショナルスクール
娘は4歳から6歳半ころまで中国にあったインターナショナルスクールの現地の子どもたちが入る、中国部に通いました。英語と中国語の授業があり、英語の授業は週に何度かある程度で、大半の授業は中国語でしたが、クラスには英語を話す中国人の先生が常勤していました。
後にも先にも、娘がインターナショナルスクールに通ったのは、この期間だけでした。現地校の国際クラスを選ぶ手段もあったようですが、夫の赴任先では現地校の国際クラスの話を聞きませんでした。期限付き海外赴任と決まっていたので、インターに入れられた感じです。
英語を話す友だちと遊ばせる
休日には英語を話す家族と、時間を過ごすようにしました。
やはり、歳のちかい友だちと遊びながらつかう言語で、ことばはずいぶんとのびます。
おすすめ英語学習ツール
フォニックス・フラッシュカード
フォニックスは英語圏の子どもたちが、英語のスペリング(つづり)と発音のあいだにあるルールを学んで、読んだり、書いたりする力をつけるための学習法です。
オーストラリアでも、幼稚園でアルファベットをならうときに、アルファベットとしての個々の名前とは別に、その個々のアルファベットはどう発音するか?ということを学習します。
下にフォニックスを学習できるYoutube動画のリンクなどを紹介した記事を紹介します。
Peter and Jane Books
良い本はたくさんあるのですが、娘の1番さいしょに英語をよむ練習に選んだ本は、友だちから教えてもらったこのシリーズでした(Ladybird Key Worlds with Peter and Jane)。
すごく古くからある本で、その友だちが子どものころにも、このシリーズで英語の読み練習をしたそうです。
反復されている単語の使い方が本当にぜつみょうで、徐々に新しい単語が増えていきます。
なんども、なんにちも、間違えないで読めるようになるまで練習して、完全によめるようになったら、つぎの2冊目、3冊目、、、と進めていきました。
シェービングフォームでおふろの壁に練習させた単語や文も、この本でおぼえた新しい単語や文でした。
フォニックスでは読めない単語をサイトワードと呼びますが、そのサイトワードをおぼえる練習にもこのシリーズは大活躍しました。
下の参考記事内で、詳しいサイトワードの説明とサイトワードが無料ダウンロードできる便利なサイトを紹介しています。
Peter and Janeの書籍はAmazon、楽天でも購入できます。
英語学習無料アプリ
携帯電話やタブレットに英語学習無料アプリをインストールして、外食先での待ち時間とか、電車、バスでの移動時間などに、娘に遊ばせていました。読み書き練習アプリから絵本アプリまで、お子さんが興味をもちやすいテーマのアプリをみつけてみてください。
例えば、ロボット系、のりもの系だとか、プリンセス系、どうぶつ系だとか。
オンライン英会話
中国で出会った、中国人の友だちが、英語が全く話せないところから、驚く速さで英語を上達させて、学習法を聞くとあのころではまだ珍しかったオンライン英会話でした。
私と娘はオンライン中国語を利用していましたが、外の教室だと大体1週間に1回ほどのレッスンになるのが、同じレッスン費用ほどで毎日レッスンが受けられました。
はじめはドキドキしましたが、先生も選べますし、自分に合わないと思った先生は次から予約せずに、自分に合う先生をみつけることができました。
まとめ
今回は【日本(英語圏外)で子供に英語教育】をおこなうときの 英語環境の作りかたを、実際に私が家と外にわけて実践したことの中から紹介してみました。
また、おすすめの英語学習ツールもまとめてみました。
皆さんのなかには、住んでいる近くに英語で話せる環境がない。。というかたも多いかもしれませんが、今は家からパソコンや携帯でオンライン英会話ができたり、Youtubeでもたくさんの英語学習動画をかんたんに探すことができる便利な時代です。
そういったツールを有効活用して、英語にふれられる環境をつくることが、英語習得への第一歩です。
お子さんと一緒に楽しい英語生活をおくりましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。