【日本へ一時帰国:体験入学③】私たちの実体験、体験入学の前後~終えるまで

こんにちは Aki です。

これまで【日本へ一時帰国:体験入学】の①、② で体験入学とはどんなものか?メリット・デメリットなどまとめてみました。

今回は私たちが実体験した、思いがけないハプニングありの体験入学のながれを、写真付きでわかりやすく10にまとめてみます。

Aki

実際の体験ではいろいろなハプニングも起こりえますが、私たちの場合も例外ではありませんでした。

私たちにとって予想していなかったことが起こり、特にこれから体験入学を考えている方などには、参考になることもあるのではと思います。

Aki

この記事はこんな方におすすめです。

・バイリンガル教育、育児に興味のある方

・日本での体験入学のながれを知りたい方

これから体験入学を検討、予定されている方

この記事をかいた人
Aki
  • オーストラリアの公立幼稚園から高校で教師のアシスタント経験をもつ
  • オーストラリアで現役公立幼稚園、小学校の教師のアシスタント
  • 英語、日本語、中国語のトリリンガル育児で娘を育てる

特技:リサーチ力、計画を立てること、子どもに好かれる

いろいろな国の文化や、ことばのバッググラウンドをもつ生徒たちや、教師たちとのなかで、日々”ことば”がもつパワーを感じて生活しています。

目次

体験入学(小学2年生の時)

Aki

私の娘は小学2年生のときにはじめて体験入学をさせていただきました。

1 最初の連絡

日本への一時帰国が決まる:

  • 帰国の1か月半前に、学校の教頭先生へEメールで連絡を取った
  • その時点での娘の日本語力の説明もそえた

日本への到着予定が冬休みのさなかだったのですが、到着したらまず学校に来てくださいとのことでした。その時に校庭のスケートリンクがオープンする予定や、PTAで中古のスケート靴をさがしてくれることなどを聞きました。

2 日本到着

日本に到着した朝、娘と学校訪問:

  • 教頭先生が学校内を案内してくれました
  • 同日行われていた、冬休み学習会見学
  • スケート靴の試着
  • 教頭先生から校長先生への紹介
Aki

オーストラリアの小学校は平屋で、教室と教室が敷地内で点在している場合が多いですが、日本の小学校は1つの建物のなかに全ての教室や体育館などもありますし、階段があるのも娘にとって新鮮だったようです。

冬休み学習会

冬休み学習会への参加もお声がけいただきましたが、残念ながら兼ねてからの予定があったため、参加できませんでした。

Aki

オーストラリアの小学校で、学校休み中に学習会があるというのは、まずありえません。

教頭先生が以前教えてくれたことによると、

教頭先生

日本では子どもたちの学力向上が求められていて、教育環境も随分と変わりました。

デジタル教科書の導入でその教科内容のデータが教室の大画面に映し出され、視覚から学ぶ生徒に有効な学習となっていますよ。

とのことでした。

Aki

日本の子どもたちは勉強熱心ですね。

校長先生との初対面

学校見学を終えて、職員室に戻ってきてから、校長先生がいらっしゃいました。

Aki

どんな話のながれで、娘の質問が飛んだのか、衝撃すぎて記憶喪失状態なのですが、、

突然娘が校長先生に駆け寄り、

ねえ、あのね、犬と猫、どっち好き?○○(娘の名前)はね、猫が好き!

校長先生

猫もかわいいけれど、先生は犬が好きですよ。

Aki

すみません!娘は私と日本語で話すだけなので敬語をよく知らないのです。

校長先生

いいんですよ。気になさらずに。

小柄で優しそうな校長先生が、娘には自分のおじいちゃんのように感じてしまったのでしょうか。。急に親近感がわいてしまったのでしょうか。。私が平謝りする姿をみて、娘はきょとんとしていました。。。

学校からの帰り道、娘に何が間違っていたのか、説明しました。

Aki

それにしても、あの時の衝撃は忘れません。

3 管轄役所で諸手続き

Aki

インフルエンザが流行していたため、転入届を出し、国保に加入させてもらいました。

*管轄役所によっては短期の転入届を受け付けないところもあります。

転入届の提出により、入学通知書が交付されてしまい、正規入学扱いになってしまいました。教育委員会が介入することとなり、まわりの方々に少し面倒をかけてしまいました。結論としては、正規入学に書面上はなるが、実際のところは体験入学扱いとかわらないので、追加の手続きは必要なしとのことでした。

4 冬休み

教頭先生にお知らせをいただいていた校庭のスケートリンクを何度か利用させていただきました。

体験入学で一緒のクラスになる予定のお友だちとスケートで早くもお友だちになりました。

遊びながら生きた日本語、文化、習慣に囲まれていました。

5 登校初日

学校で指定された時間に登校し、職員玄関から学校へ。

担任の先生を紹介され、娘はそのまま先生と一緒に教室へ。

Aki

学校帰りはお友だちと下校して帰ってきました。

6 放課後

登校初日以降、放課後にお友だちと遊びに行くようになりました。

Aki

わかってはいましたが、こんなに直ぐに娘がひとりで遊びに行きだすとは。。”お母さん、友だちと遊んでくるね!”の娘の言葉に、私は私の母と目を見合わせてしまったのを忘れもしません。

娘がそりを引っ張り、待ち合わせ場所へ。お友だちはすでに集まっていました。

Aki

最初はうしろからついて行って様子を見に行きました。

7 宿題

担任の先生がメモ帳で連絡事項をかいてくださりました。

先生から、”宿題をほかの生徒と同じく出してもよいか” など尋ねられ、同じようにしてほしいことを伝えました。

時には私の父が宿題をみてくれることもあり、娘にとって、おじいちゃんとの貴重な時間でもありました。

生まれてからの成長記録を写真をつけてまとめる授業がありました。

娘にとっては日本語で文をかいてまとめることは、かんたんではありませんでしたが、最後まで頑張りました。

*写真は下書き

                                      

8 水ぼうそうになる!?

体験入学も中盤での出来事でした。。。

Aki

インフルエンザには気をつけていましたが、まさか水ぼうそうになるなんて!

夜、おふろから上がった娘を、バスタオルで拭いてくれていた私の母が、”これは、水ぼうそうだと思う!”と。。。

Aki

本当に。。体に赤い発疹が

救急病院へ連れていくことに。。。

オーストラリアでもしっかり水ぼうそうのワクチンを2回接種していたのですが、感染するときには感染するのですね。。救急病院の先生にも”2回接種して感染するのは珍しいね。”といわれてしまいました。

この水ぼうそう感染により、学校へは6日間ほどお休みしました。

娘が学校を休んでいる間、お友だちが毎日、授業内容やプリントなどを家まで届けてくれました。

再登校の前に、医師の診断書などが必要か学校に問い合わせましたが、水ぼうそうの発疹が乾いた状態であれば、再登校できますとのことでした。

9 お手伝い

まだ低学年ということで、スケート授業の靴ひもを結ぶお手伝いがありました。

Aki

その日の朝の最低気温、マイナス24度!

朝一の授業で、防寒していても凍りそうでしたが、子どもたちはたくましかったです。

娘の帰国後にスケート記録会があるということで、最後の体育の授業で娘の記録をはかっていただくことになりました。

お友だちみんなに応援してもらって、本当にありがたかったです。

記録証に先生からひと言、”がんばったね”のふせんがありました。先生の優しさが伝わりました。

他のお母さんたちとの交流もでき、連絡先を交換させていただいた方もいました。のちに、いろいろと学校のことで、放課後など一緒に遊んでいる様子を連絡していただいたり、助けられました。

10 登校最終日

学校の職員室へ訪問:

  • 給食費、その他諸経費を支払い

給食費は(*1食約280円)*2018年時点、ファイルケース108円、中古スケート料金300円

みんなにメッセージをかきました。

Aki

先生に敬語がつかえてる。。。

みんなからも一人づつ、メッセージをいただき、とても良い思い出になりました。まとめていただいた先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

まとめ

これまで3回にわたってまとめた体験入学、今回は【日本へ一時帰国:体験入学③】私たちの実体験、体験入学の前後~終えるまでのながれを写真付きで分かりやすく10にまとめてみました。

残念ながら体験入学2週間のうちの半分は、水ぼうそうのため、家で過ごすことになってしまいましたが、休み中にもお友だちが手書きで届けてくれた、その日の授業内容であったり、宿題であったり、そういったこともオーストラリアではありませんので、私にとっても日本の文化、習慣のすばらしさを再認識させられた時間でもありました。

この私たちの実体験が、どなたかの参考になるとうれしく思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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